風景と速度

@takusan_neyoの日記

6月

もう夏ですねえ、と会った人になんとなく言ってしまう時期になってきた。髪も伸びてきたし切りに行きたいけどなかなか行けなくて、暑さがその鬱陶しさに拍車をかける。気分は浮いたり沈んだりを繰り返している。

自転車のライトが壊れたかもしれない。充電をしているときはライトをつけることができるが、充電ケーブルを外すとつかなくなる。バッテリーが死んだスマホみたい。残業して夜遅く帰るときにライトがないのは心もとない。夏至が近いから、19時くらいまでは大丈夫なのだろうけど、はやいところ対策を打たなくちゃなと思っている。

左目の視力がだいぶ落ちてきた気がする。左目をつぶる。右目の視界の左側にぼんやりと自分の鼻が映る。気持ち悪いなと思う。

最近、夜ご飯を食べるときにお酒を飲むのを控えて、その代わりに炭酸水を飲んでいる。お酒を飲んでいない夜は思考がクリアで、当たり前のことなんだけどうれしい。自分がどのように考えたり、どのようなことに心を動かしたりしていたのか、を、再発見できるかもしれない。

仕事に対する不安で押しつぶされそうになっている。わからないことが多すぎるのだけれど、日程的にそんなことも言っていられなくなってきている。既存の機構の成り立ちを理解しようとはしているのだけれど、そもそも機構学なんて学生時代にやってないから、素人でしかない。スペシャリストに聞くしかないのだろうか。そもそもスペシャリストが存在するのかも疑わしいのだけれど。

わたしがこれまでの人生で口にしてきた言葉をすべて思い返すことができたとしたら、それはどれほど幸福なことだろうと思う。ということを心の流れのままに書いてみて思ったのだけど、わたしは「思い出す」ということを人間の生活の中でもとても重要なことだと考えているらしい。それは、忘れてしまった時間や空間や言葉に対する喪失の感情を強く抱いているからなのかもしれない。すべてのことがやがては忘れ去られていくというのは抵抗しようのない運命なのだけれど、だからこそわたしは思い出すし、思い出してほしいとおもう。