年末年始

年末年始になるとどうも落ち着かない。

みんな無邪気にキリストの生誕やシステム上の区切りを祝いすぎなのではないか？と勘ぐってしまうのは、もちろん私が年始生まれで誕生日をことごとくスルーされながら育ってきたことが根強い理由となっている。

物心ついたときから、親から私への誕生日プレゼントは、お年玉に5000円上乗せという形で処理されることになった。好きに使えるのは嬉しいけどなんと色気のないプレゼントだろうか……。

そういえば、親からは無理でも祖父母からはもらえていたお年玉も今年になりようやく消えてしまった。年賀状とかもそうだけれど、今まであった習慣が何気なく消えていくのは不思議なことだ。なくすのならなくしますよ！とラストの年あたりで宣言しといてほしいものだが、それはそれでなんだかさびしいからいやだな。

今年の誕生日は旅行に行く予定だったのだけど、看病の予定が入ったため、旅行をキャンセルしておかゆやうどんを作っていた。料理は絶望的に苦手だ。習わないとなにもできない自分を恥ずかしく思えてきて、情けなくなった。

＊

くるしいことやかなしいことはおおいけれど、穏やかで健やかに2019年を過ごしていけたらいいなとおもう。