風景と速度

@takusan_neyoの日記

飛び石について

飛び石をわたりながらお酒を飲んだ。こぼさないように気をつけて、石から石へ。石の間がすこしだけ離れているから一瞬だけ僕は空中にいることになる。

 

川原でなにかを演奏するひとや、走るひと、アメフトの練習をしている中高生たちとその保護者。散歩中の男子大学生たち。存在と時間のすべてに敬意を払うような気持ちになってきて、川の真ん中につったっている僕は、お酒を飲み干した。

 

酒と徘徊。あらゆるものが、僕に関わったり関わらなかったりしながら、存在をつづけている。

 

その日のことの美しさを書こうとしては書きあぐねていて、自分の中に小さく火が燃えているように残っている。